6月6日、中国国務院の李強総理は、国務院令第783号に署名し、「公平競争審査条例」を公布した。この条例は8月1日より施行される。
今年5月11日の国務院常務会議で「公正競争審査条例(草案)」が審議・承認された。会議では、市場からのフィードバックに焦点を当て、公平競争審査のルールを詳細化し改善することが指摘され、地方保護による市場参入障壁や独占を除去し、すべての事業者が市場競争に公平に参加できる環境を整えることが強調されている。
「公平競争審査条例」は全5章27条からなり、経済活動に関わる法律、行政法規、地方法規、規則、規範性文書、具体的な政策措置を起草する際、起草機関は「条例」に基づいて公平競争審査を行うことが明確にされている。審査を行う際には、関連事業者や業界協会、商工会議所などの関係者から公平競争への影響に関する意見を聞くことが求められる。社会公共の利益に関わる事項については、一般市民の意見も聞く必要がある。
さらに、国務院は公平競争審査の調整メカニズムを設置し、全国的な公平競争審査の業務の統括、調整、指導を行う。また、県レベル以上の地方政府による公平競争審査の機関設立、業務展開、並びに告発処理状況等について、国務院は定期的に監査を行う予定である。
出所:中国政府網
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